2008年01月30日

恥づる 24:写真

大林の不敵な笑みが頭に残ったまま、永澤は意識を失っていった。それからどれくらいの時間が経ったであろうか。ふと気づくと彼が彼女の前のソファーに座っているのが見えた。ぼうっとしながらゆっくりと体を起こした。寒い…彼女は自分自身の身体に異変を感じた。
「やあ、ようやく気づいたね」
ニヤニヤしながら大林は彼女の全身を眺めていた。
「あっ!」
永澤は服を脱がされたままの状態で寝ていたのだ。何かを身につけようにも周りには身にまとうものなど何もなかった。そんな慌てる彼女を見ながら大林は冷静に語りかけた。
「おやおや、落ち着きなさい」彼は口元に手をやりクスッと含み笑いをした。
「ふざけないでください!これは犯罪ですよ。大きな声を出しますよ」
気丈に答える彼女を冷ややかな目で見ながら大林は続けた。
「まあまあ、大きな声を出してみてもいいけど、その前にこれを見てよ」
彼はパソコンのマウスに手をやりクリックをした。電源が立ち上がり、画面が明るくなった。なんと、そこには永澤の裸にされた写真がいくつも映っていた。自身の恥ずかしい写真に彼女は思わず目を背けた。
「私、訴えます!許しません!」
気後れしまいと強気で叫ぶ永澤に、大林の目つきが鋭くなり本性を表し始めた。
posted by 志波純一 at 22:34| Comment(2) | TrackBack(0) | hanged1 恥づる (24) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする